研究概要 |
平成24年度の最大の成果は、親族データベース「Alliance3.3」の開発を完了、3月11日に発表、即日公開を行なったことにある。開発の要点は、親族オントロジーをふまえた新たなインプットメソッドの公開版への実装である。なお、あわせてセキュリティの確保のため公開サーバを更改した。 本研究が掲げた人類学の「親族研究」教育ツールキットとしてのオントロジーの開発は、残念ながら未完のまま終えることとなった。今後を期したい。 研究成果の公開として、8月6日に、AIATSIS(Australian Institute of Aboriginal and Torres Strait Islanders Study, Canberra, ACT, Australia)において、「Kinship Database and Genealogy: Sharing Genealogical Spaces with the Alliance, a Kinship Database and Genealogy Management System and Cultural and Social Anthropological Point of View」と題して、セミナーをおこなった。 また、9月15-17日に東京大学工学部(本郷キャンパス)で開催された「JADH (Japanese Association of Digital Humanities) 2012 Conference」において、「Sharing Genealogical Spaces for Cultural and Social Anthropological Studies with the Alliance, a Kinship Database and Genealogy Management System」と題して発表した。
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