研究課題/領域番号 |
22330024
|
研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
葛野 尋之 一橋大学, 大学院法学研究科, 教授 (90221928)
|
研究分担者 |
武内 謙治 九州大学, 法学研究院, 准教授 (10325540)
渕野 貴生 立命館大学, 大学院法務研究科, 教授 (20271851)
岡田 行雄 熊本大学, 法学部, 教授 (40284468)
中川 孝博 國學院大學, 法学部, 教授 (40330352)
本庄 武 一橋大学, 大学院法学研究科, 准教授 (60345444)
正木 祐史 静岡大学, 大学院法務研究科, 教授 (70339597)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 少年 / 裁判員 / 刑事 / 裁判 / 家庭裁判所 / 公判前整理手続 / 判決前調査制度 / 鑑定 |
研究概要 |
第1に、福岡、鹿児島において、家裁からの逆送、起訴、裁判員裁判を経て、少年法55条による家裁移送が決定された事件について、事件担当弁護士の聞き取り調査を行い、捜査手続から家裁の調査・審判、逆送決定後公訴提起までの手続、公判前整理手続、裁判員の参加する公判審理、被害者参加、判決、上訴などにわたり、アクチュアルな問題を把握した。聞き取り調査後、問題を整理し、解決のための方向について意見交換をした。 第2に、第1の弁護士調査とと同様の目的から、具体的ケース報告の行われる日弁連・子どもの権利委員会・全国付添人経験交流集会などに積極的に参加した。 第3に、研究成果の中間発表として、第39回日本犯罪社会学会大会(2012年10月27日・一橋大学)におけるテーマセッション2件(岡田行雄「法的に要請される社会調査の在り方」、武内謙治「少年事件の裁判員裁判――何を伝えるのか、何が伝わるのか」)を企画・実施した。 第4に、研究成果の国際的発信のために、Asian Criminological Society 4th Annual Conference(Lotte Hotel, Seoul, Korea、2012年8月21日)において、葛野尋之「New Trends in Juvenile Trials under the Japanese Lay Judge System」の研究報告を行った。 第5に、研究参加者が、研究論文の形で、研究成果の精力的発表を行った。斉藤豊治=守屋克彦編集代表『少年法コンメンタール』(現代人文社、2012年)には、葛野、武内が編集委員として参加したほか、参加者全員が分担執筆者に加わった。また、これと並行して、研究成果をまとめた研究書の発刊を企画し、その準備を進めた(仮題『少年事件の裁判員裁判』、現代人文社より2013年8月刊行予定)。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|