研究課題
近代東アジア域のナショナリズムの相克を、主として日本・中国・韓国の相互関係のなかで理解することが、本研究課題の目的である。このため今年度は以下のような共同研究を実施した。1. 第1回共同研究会(平成22年7月11日、名古屋大学)まず區建英氏の著書『自由と国民--厳復の模索』について、區氏自身の執筆意図や内容の概略の説明があり、その後参加者との質疑応答をおこなった。次にゲストスピーカー・片山慶隆民(関西外国語大学準教授)による報告「陸羯南の対外観--朝鮮/韓国・中国・台湾認識」を受けて、質疑応答をおこなった。(共同研究者を中心に9名が参加)2. セミナー(平成22年6月23日、大阪大学)洪敬富(台湾国立成功大学助教授)による講演「China's Propaganda in the Information Age」と意見交換(約20名参加)3. 第2回共同研究会(平成22年10月2~3日、中国人民大学)北京で第1回日中韓交流セミナー「近代東アジアのナショナリズムの相克」を開催。中国・韓国・日本の7本の報告と質疑応答をおこなった。(約20名が参加)4. 第3回共同研究会(平成23年3月5~6日、広東外語外貿大学)中国広州での第2回日中韓交流セミナー「近代東アジアのナショナリズムの相克」を開催。中国・韓国・日本の4本の報告と質疑応答をおこなった。(約15名が参加)
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阪大法学
巻: 第60巻第1号 ページ: 1-40
福澤手帖
巻: 147 ページ: 1-6
日本批評
巻: 第4号 ページ: 249-269