研究目標を達成するため、日本および諸外国で調査を実施し、またtwitter上のメッセージを収集して日本および東アジア諸国のイメージを測定した。このうち、台湾と韓国の結果を紹介すると、アニメ以外の日本製コンテンツに接触している人とそうでない人で日本に対するイメージに違いがあった。日本製コンテンツに接触している人のほうが日本に対して「温かい」イメージを抱いていた。意外なことに、日本料理を好む人とそうでない人を比べると、「温かさ」についても「有能さ」についても、日本料理を好む人の方が日本に対するイメージが良かった。ただし、この点については、今後のさらなる研究が必要であろう。
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