• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

東・東南アジア・太平洋域内の多元的国際移動と労働市場の階層化

研究課題

研究課題/領域番号 22330057
研究機関明治大学

研究代表者

鳥居 高  明治大学, 商学部, 教授 (70298040)

研究分担者 小保内 弘子  明治大学, 情報コミュニケーション学部, 教授 (50233614)
澤田 ゆかり  東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (50313268)
キーワード労働力移動 / 高等教育 / 外国人労働力 / 国籍・市民権
研究概要

本研究の目的は、アジア・太平洋諸国間における人の移動と労働市場の変化に注目した研究である。従来は家庭内労働や建設現場、さらには農園などで働く未熟練労働力の移動が朱であったが、近年質的にも、量的に変化した「新しい」人の移動に関し、アジア太平洋諸国間で検討することを目的としている。初年度である今年度は、(1)既存研究の収集と整理。(2)国勢調査、労働力統計、教育統計(特に高等教育関係)など既存の政府統計の収集と整理ならびに分析、(3)現地での予備調査の3点に重点を置いた。
主な対象国としては、シンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマー、中国、香港を中心に置いた。2010年の国勢調査を基に、各国内における国籍の「非保有者」の把握、高等教育機関、専門教育機関における留学生の把握、さらには各国で「合法化」している外国人労働力の把握などを行い、いわゆる「見える=合法的」労働者に関する人の移動の状況を把握した。
質的移動としては、従来の未熟練労働力から熟練労働力ともいえる専門職の移動が見られる一方で、ミャンマーなど新たな労働力の出してとしての国の動きが明確になってきた。これらの「新しい」人の移動の背景には、アジア諸国における高等教育の普及、労働市場におけるミスマッチなどが大きな要因として考えられる。

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi