研究概要 |
平成22年度は,連携研究者及び海外研究協力者の協力のもと,以下のとおり研究活動を行った。 (1)2010年8月,ナイロビ大学で現地民族集団(3集団)を対象にした市場取引に関する経済実験及びデータ解析を行い,取引行動における民族集団間の違いについて考察した。 (2)2010年11月,ケニアのナイロビでオディンガ・ケニア共和国首相と意見交換会を行い,またナイロビ大学でEthnicityをテーマにした公開フォーラムを開催した。 (3)2010年11月,ケニアのナイバシャで第3回研究集会を開催した。「ケニアにおける民族の多様性と経済不安定:ケース・スタディ」に関する7件の研究発表及び現地の研究者や実務家を交えた意見交換を行った。 (4)2011年7月,Oxford大学で第4回研究集会を開催した。「アフリカにおける調和のとれた開発のための制度と政策」に関する9件の研究発表があり,アフリカ援助の研究者や実務家を交え,経済政策・制度の提言を導出するための議論を行った。 (5)第1回及び第2回研究集会の発表論文を取りまとめた,Conference Volume 1の編集作業を行った。この本は,Cambridge University Pressから刊行されることが決定している。
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