研究課題/領域番号 |
22330086
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高橋 与志 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (80325208)
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研究分担者 |
黒川 基裕 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (30363774)
佐土井 有里 名城大学, 経済学部, 教授 (20387757)
浅井 敬一朗 愛知淑徳大学, ビジネス学部, 教授 (50273248)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 人的資源開発 / 技術移転 / 政府開発援助 / 国際協力 / ものづくり / 自動車産業 / 金型産業 / アジア |
研究概要 |
本研究では、タイ・マレーシア裾野産業への官民連携型の「ものづくり人材」育成支援の事例を対象とした国際・産業間比較を通じて、効果的な支援のあり方や官民の役割分担について包括的な分析を行った。分析に当たっては、人材育成・技術移転論を核として、主に効率性の観点から産業政策・援助政策論、また妥当性の観点から経営戦略・組織論ベースの技術経営論の議論を援用することで、より体系的な形で支援の効果を検討し、政策提言することを目的とした。 本年度は4回の現地調査を実施し、各事例における地元資本サプライヤーへの人材育成支援について、以下の点を明らかにした(( )内は関連する研究分野)。 1)サブプロジェクト・レベルの実施過程と効果のフォローアップ調査(人材育成・技術移転論)、2)各事例の包括的効果、3)事例間の比較検討、4)各ステークホルダーへの政策提言(以上、経営戦略・組織論ベースの技術経営論、産業政策論・援助政策論を含む3分野の分析結果の統合) 現地調査の結果、タイ・マレーシアの両国で運営の現地化、とくにタイでは生産分野からエンジニアリング・開発分野への高度化が進んでいることが分かった。研究成果は、ASIALICS International Conferenceほかの国際学会や3月に東京で実施した当科研プロジェクトの第3回ワークショップで報告した。今後、学術誌への投稿を行う計画である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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