研究課題
基盤研究(B)
GARCH効果は金融市場の価格変動を説明する有効なモデルであるが、その発生の源泉は必ずしも明らかではなかった。そこで、投資家の行動特性ならびにその特性を生み出す情報の偏在を対象として検証するために、本研究を開始した。この結果をもとに、人口市場においてエージェントに資産価格情報を持つ割合や情報分析能力をコントロールしたところ、情報を有し、かつその分析能力が高いエージェントその割合が高くなるにつれ、GARCH効果が現れることが明らかとなった。この人工市場におけるシミュレーション結果を前提とすると、GARCH効果の源泉は市場の情報構造やディーラーの情報分析能力の違いによる可能性が指摘できよう。
すべて 2014 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 10件) 学会発表 (7件) 図書 (1件)
The Handbook of Asian Finance, Elsevier
International Risk Management Conference
電気学会論文誌C
巻: Vol. 133 No. 9
3rd World Finance Conference
Discussion Papers 56, Kyushu Sangyo University, Faculty of Economics
人工知能学会論文誌
巻: Vol. 27 No. 6 ページ: 346-354
巻: Vol. 27 No. 3 ページ: 143-150
Studies on Financial Markets in East Asia
22nd Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues
Studies in Computational Intelligence
巻: Vol. 325/2011 ページ: 201-215