研究課題/領域番号 |
22330110
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐藤 博樹 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (60162468)
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研究分担者 |
佐野 嘉秀 法政大学, 経営学部, 准教授 (40345111)
島貫 智行 一橋大学, 大学院・商学研究科, 准教授 (40454251)
仁田 道夫 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (70114600)
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キーワード | 派遣社員 / 請負社員 / キャリア形成 / 人材ビジネス |
研究概要 |
つぎの3つの調査を実施した。 第1は、製造業で働く請負社員・派遣社員の働き方とキャリアに関する個人アンケート調査を行うことで、(1)「2005年調査」と比較することで就業理由、就業実態、就業意識などの2時点間における変化、(2)就業満足度を高めるために求められる雇用管理上の課題、(3)他の就業形態で働く人と比較した請負社員・派遣社員の特徴、(4)製造業務における「派遣禁止」に関する意向などを明らかにすることを目指した。分析結果として『請負社員・派遣社員の働き方とキャリアに関するアンケート調査(中間報告)』(2011年2月)を刊行した。調査から明らかとなった政策上の課題を『日本経済新聞』の「経済教室」に掲載した(2011年5月9日)。 第2に、事務・営業系の派遣社員の働き方に関する個人調査(ネットモニターを利用)を行い、(1)賃金が継続的に上昇している派遣スタッフの特徴(担当する仕事の特徴、派遣先や派遣元の能力開発・キャリア形成支援、本人の能力開発など)、(2)事務系の派遣職種の従事する派遣スタッフは、派遣就業前後にどのような職種を経験しているのか、の2つを明らかにした(『「派遣スタッフの働き方に関する調査」中間報告』(2011年10月)として刊行した。 第3は、派遣企業の営業所長に対する郵送調査を実施し、(1)派遣先への営業活動や派遣スタッフの雇用管理やキャリア形成支援を効果的に行うためのマネジメントを明らかにすること、(2)「専門26業務派遣適正化プラン」の派遣事業や派遣先企業への影響を明らかにすることを目指した。
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