研究課題/領域番号 |
22330115
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
日置 弘一郎 京都大学, 経営学研究科, 教授 (70114022)
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研究分担者 |
王 英燕 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (10456759)
関 千里 愛知学院大学, 経営学部, 准教授 (70434256)
波積 真理 熊本学園大学, 商学部, 教授 (80271443)
大木 裕子 京都産業大学, 経営学部, 教授 (80350685)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | プロデューサー / 産業クラスター / フォロワー |
研究概要 |
景徳鎮をはじめとする陶磁器のクラスターについてのビジネスモデルを比較し、ものづくりについての一般化が可能な知見を得ることが出来た。高度なものつくりのためには、単に技能が高いというだけではなく、どのような製品が望ましいかについての明確な指示を出せる能力を持った人間を必要とする。製品を構想するプロデューサーの存在が必須であることが示された。現在の景徳鎮では高い能力を持ったプロデューサーよりも、古典的名作の写しが売れているために、プロデュース能力は必要とされたいない。 有田や加賀などでもプロデューサーを失って、デザイナーだけになっている。この状況に対して波佐見は集積として非常に大きな成果を挙げつつある。プロデューサーを切り口にものづくりを考えるならば、現在のものつくりにおいても、スティーヴン・ジョブズのようなプロデューサーが必要であることが了解できる。ジョブズは、技術者でもなければ、マーケターでもなく、製品プロデュースの高い能力を持っていることが理解できる。現在の日本の経営においても、必要とされるのは技能でも技術でもなく、プロデュース能力であるという一般化が可能であることが示された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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