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2010 年度 実績報告書

製品開発における統括的評価手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22330116
研究種目

基盤研究(B)

研究機関産業技術大学院大学

研究代表者

吉田 敏  産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (00451881)

研究分担者 福田 哲夫  産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (70433175)
小山 登  産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (70448009)
キーワード製品開発思想 / 理論的側面と感覚的側面 / 製品の評価手法 / 設計手法 / Knowledge Mobility
研究概要

本研究は、二つの目的がある。一つ目は、既存の学問領域を意識せず、使い手視点の「真に求められる製品とは何か」という基本的立場に立ち、製品開発における『理論的側面』と『感覚的側面』による統括的な評価手法の確立。二つ目は、その統括的な評価手法に基づく新しい設計手法の確立である。そのために、初年度として基礎的理論に関する議論と、研究調査の協力体制の確立を進めてきた。現段階の議論内容としては、これまで多くみられた作り手の立場から見た内容をレヴューしながら、使い手の視点を認識しながら独自の理論展開を目指しているものである。
具体的な活動としては、以下のような内容が進んでいる。
・研究代表者、研究分担者を含む8名の大学教員による定期的研究会により、基礎理論に関する議論を進めている。
・基礎理論の議論内容に関する出版計画を立て、上記研究会の成果として、現在、本の構成と目次を決定した。(23年度中に出版予定、出版社と目次が決定)
・東京大学生産技術研究所、ケンブリッジ大学IfMと共同で、「Knowledge Mobility」についての研究活動を進めている。現在、第1段階として、それぞれの研究者間の理論を基に、議論を積み重ねながら既存理論の再構成、新規理論の確立を行っている。(研究代表者がリーダーの一人として、23年9月に基礎的な第1段階の成果をまとめる予定。研究計画として、第2段階として具体的な日本、欧州、米国の企業活動を基礎理論と照らし合わせること、第3段階として。)
・国内の各産業分野のリーディングカンパニー5社に対し、CTOを中心に本研究の意義を理解してもらいながら、協力の承諾を得ている。(震災で遅れているが、23年5月下旬より共同研究と調査を行う予定)

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 人工物設計における価値創造に関する一考察2011

    • 著者名/発表者名
      吉田敏、小山登、チョ・ユリム、元帥
    • 雑誌名

      産業技術大学院大学 平成22年度紀要論文

      ページ: 73-78

    • 査読あり
  • [学会発表] これからのモノやサービスの創り方2011

    • 著者名/発表者名
      吉田敏
    • 学会等名
      産業サポートスクエア・TAMA開設1周年記念講演
    • 発表場所
      東京都立産業技術研究センター 多摩テクノプラザ
    • 年月日
      2011-02-25
  • [学会発表] 既存人工物による新価値の創造2010

    • 著者名/発表者名
      吉田敏
    • 学会等名
      日本建築学会大会(北陸)建築社会システム部門 パネルディスカッション 「建築ストックを活用した新たなビジネスモデルのための技術とデザイン」
    • 発表場所
      富山大学
    • 年月日
      2010-09-09

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公開日: 2012-07-19  

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