研究分担者 |
倉澤 資成 横浜国立大学, 国際社会学研究科, 教授 (40018057)
丸山 雅祥 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (60135928)
鳥居 昭夫 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 教授 (40164066)
DAVID Flath 大阪大学, 社会経済研究所, 特任教授 (60514370)
湯本 祐司 南山大学, ビジネス研究科, 教授 (50240172)
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研究概要 |
本年は初年度であったが、流通経済学の構築に向けて、各々が担当分野の研究を進めながら、研究成果の発表・公刊に努めた。本研究の主要課題は、(1)卸・小売システム、(2)マーケティング戦略、(3)チャネル間競争、(4)流通の新動向、の4つである。(1)については、実証分析を行うための日米のデータ収集が害段落したところである。研究代表者は、(2)について、Nariu, T.,D, Flath, and A.Utaka,"Returns Policy with Rebate"を作成し、国際的学術誌に投稿した。(3)については、Okamura, M., T.Nariu, and T.Ikeda,"Direct Sale or Indirect Sale"がThe Manchester School, 79(3), pp.542-549に掲載されると同時に、Nariu, T. and D.Lee,"Resale Price Maintenance versus Delegation"がThe Manchester Schoolに採択された。(4)については、Wamg, H., and T.Nariu,"Distribution Channel Management in an Internet Age : Equilibrium anr Social Welfare"がJournal of Industry, Competition and Tradeのオンライン版に掲載された。 また、関連分野の研究者間の交流を図るために、3回のワークショップを開催した。各ワークショップでは、25名程度の参加者のもとで、研究分担者を中心に5件の研究報告が行われた。 1) 神戸ビジネスエコノミクス・ワークショップ2010.7.31(±)-8.1(日)場所:神戸大学 2) 南山ビジネス経済学ワークショップ2010.10.23(±)-10.24(日)場所:南山大学 3) 京都大学流通経済学ワークショップ2011.3.5(±)-3.6(日)場所:京都大学 さらに、2010年12月11-12日には、日本商業学、京都大学経営管理大学院の共催という形式で、「我が国の流通・チャネル研究と国際発信力の向上」をテーマに研究会を開催した。これは日本商業学会の最初のテーマ部会であり、2名の国際的学術誌の編集長を招き、研究報告とともに、投稿上のノウハウを講演してもらった。
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