研究分担者 |
伊藤 龍峰 西南学院大学, 商学部, 教授 (50184669)
森田 佳宏 駒澤大学, 経済学部, 教授 (90248534)
岸 牧人 法政大学, 大学院・イノベーションマネジメント研究科, 教授 (90264324)
井上 善弘 香川大学, 経済学部, 教授 (60253259)
片岡 洋人 明治大学, 専門職大学院・会計専門職研究科, 准教授 (40381024)
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研究概要 |
平成23年度は,当初,年度前半に,前年度に引き続きアンケート結果の解析を行うように予定していた。しかし,東日本大震災の影響により,研究会メンバーはそれぞれの大学において,大学全体の授業計画の見直し,被災地出身学生の学費や入学金の取扱い,ボランティア学生の授業出欠の取扱い等々,学内外の処理に忙殺され,5月の連休明けまで一時研究がとん挫した。その後,研究活動を再開し,精力的にアンケート結果の解析を行った。そして,その結果を『企業会計』(中央経済社)の平成23年7月号から9月号の3号にわたって連載した。論文のタイトルは,次ページの「13.研究発表(平成23年度の研究成果)」で示したとおり,「IFRSの適用結果に関するアンケート結果の概要(1)」~「IFRSの適用結果に関するアンケート結果の概要(3)」である。その後,上記アンケートの解析結果とそれに係る論文3篇,および本研究会メンバーが個別に研究した成果論文5篇を『IFRSの適用に関するアンケート調査』という小冊子に取りまとめ,アンケートに協力してくれた企業133社に送付した。 以上のほか,全体研究会を東京,高松,福岡で合計6回開催し,また,本研究会のメンバー7人が日本監査研究学会(平成23年7月と9月に開催),日本会計研究学会(平成23年9月),日本会計教育学会(平成23年9月)において研究発表を行って研究成果を公表した。これらの研究成果は,来年度以降の成果と併せて,冊子に取りまとめたいと考えている。 以上により,本年度に予定していた研究成果は,ほぼ達成できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請書に記載していたアンケートの実施,その結果の解析,当該解析結果を市販の雑誌に連載,そしてこれと個別の研究成果を取りまとめた小冊子の作成,学会における研究成果の発表,そして本研究会メンバーが個別に研究した成果論文数篇を達成できたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度は,今までの研究活動を踏まえて,成果論文の発表と日本会計研究学会または日本監査研究学会において研究成果の発表を行う予定である。また,併せて,いずれかの機関より出版助成を受けることを前提として,成果論文を取りまとめた研究書を発行したいと考えている。
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