• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2011 年度 実績報告書

モバイル・メディア社会の将来構想へ向けた社会学的実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22330153
研究機関中央大学

研究代表者

松田 美佐  中央大学, 文学部, 教授 (30292783)

キーワード携帯電話 / インターネット / 人間関係 / 経年比較
研究概要

本年度は、全国規模の質問紙調査によって2011年時点での携帯電話の利用実態を明らかにし、その上で、「2001年調査」との比較を通じて、利用者の行動と意識がこの10年でどのように変化したのか、そのベクトルを特定することを目標とした。
このため、昨年度に引き続き研究会を開催し、質問紙調査の実施に向け、質問紙のチェックを中心とした確認作業を行った。質問紙が確定したあとは、分析の方向性に関する打ち合わせを、電子メールなどを利用して断続的におこない、単純集計結果が出たあとの2012年3月に研究会を開催し、データ分析の方向性を決定し、データ解釈に関して議論した。
なお、実施した調査の概要は下記の通りである。
a.調査対象母集団:日本全国の30~69歳までの男女b.標本数:2,000人
c.抽出方法:層化二段無作為抽出法(全国175地点)d/調査時期:平成23年11月24日~12月4日
e.調査方法;調査員による訪問留置訪問回収法f.実査:社団法人新情報センターに委託
g.おもな内容:基本的な利用行動と携帯電話への意識に加え、生活時間配分への影響、消費構造の変化、人間関係への影響、仕事への影響等を多角的に調査し「2001年度」調査との比較を行う。
h.有効回答数(率):1,162人(58.1%)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

調査実施が予定より一ヶ月遅れたが、すでに単純集計結果をもとに、それぞれが分析に入っており、打ち合わせの研究会もおこなっている。

今後の研究の推進方策

本年のおこなった質問紙調査については。平成24年度は11月に開催される日本社会学会で学会発表をおこない成果を公表する予定であるほか、出版物での公表も予定している。
また、平成24年度には、比較文化検討のためのヨーロッパでの調査を予定している他、最終年度となるため、「携帯電話をめぐる問題解決/社会構想に関する提言」をとりまとめるための研究会をおこなう予定である。

URL: 

公開日: 2013-06-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi