研究概要 |
本年度は、全国規模の質問紙調査によって2011年時点での携帯電話の利用実態を明らかにし、その上で、「2001年調査」との比較を通じて、利用者の行動と意識がこの10年でどのように変化したのか、そのベクトルを特定することを目標とした。 このため、昨年度に引き続き研究会を開催し、質問紙調査の実施に向け、質問紙のチェックを中心とした確認作業を行った。質問紙が確定したあとは、分析の方向性に関する打ち合わせを、電子メールなどを利用して断続的におこない、単純集計結果が出たあとの2012年3月に研究会を開催し、データ分析の方向性を決定し、データ解釈に関して議論した。 なお、実施した調査の概要は下記の通りである。 a.調査対象母集団:日本全国の30~69歳までの男女b.標本数:2,000人 c.抽出方法:層化二段無作為抽出法(全国175地点)d/調査時期:平成23年11月24日~12月4日 e.調査方法;調査員による訪問留置訪問回収法f.実査:社団法人新情報センターに委託 g.おもな内容:基本的な利用行動と携帯電話への意識に加え、生活時間配分への影響、消費構造の変化、人間関係への影響、仕事への影響等を多角的に調査し「2001年度」調査との比較を行う。 h.有効回答数(率):1,162人(58.1%)
|