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2012 年度 実績報告書

モバイル・メディア社会の将来構想へ向けた社会学的実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22330153
研究機関中央大学

研究代表者

松田 美佐  中央大学, 文学部, 教授 (30292783)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード携帯電話 / インターネット / 人間関係 / 経年比較
研究概要

最終年度となった本年度は、これまでの調査の知見を総合し、携帯電話をめぐる問題解決/社会構想を提言として取りまとめることを目標とした。
まず、昨年おこなった全国調査結果を公表するために、5月と8月に研究会を開催し、データの分析や解釈について議論をおこなった。これを踏まえ、11月に開催された日本社会学会において「全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在」として5名が報告した。
また、提言をまとめるために、携帯電話を活用した社会設計に関する先進事例調査として、8月にフランステレコムやTelecom Paris Techの研究者に面会し、スマートフォンやタブレット端末の普及が進み、SNSの利用が拡大するフランス都市部におけるケータイ利用の現状の説明を受け、日本との共通点・相違点に関して議論をおこなった。さらに、10月にはフィンランドのTampere UniversityやAalto Universityの研究者、シンクタンクや企業のマーケティング担当者などを訪問し、フィンランドのモバイル・コミュニケーション研究の動向を調査し、同じく、日本との共通点・相違点に関して意見を交換した。これら事例調査については、8月と11月に研究会をおこなって成果を共有し、携帯電話をめぐる問題解決/社会構想に関する提言のとりまとめについて議論をおこなった。
3年間の活動を総合しつつ、最終的に成果をまとめ、書籍として刊行するために、5月から出版社と交渉をおこない、2013年度に出版の運びとなった。このため、本年度の後半からはそれぞれが論文執筆に入り、途中経過を電子メールでやり取りをしながら進めていった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] 2000年代におけるケータイ利用の変化2013

    • 著者名/発表者名
      松田美佐
    • 雑誌名

      中央大学文学部紀要 社会学・社会情報学

      巻: 23 ページ: 77-110

    • DOI

      http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AA12201796_ja.html

  • [学会発表] 全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在(1):2000年代における変化

    • 著者名/発表者名
      松田美佐
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学
  • [学会発表] 全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在(2):デジタル・デバイドは縮小したか

    • 著者名/発表者名
      辻大介
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学
  • [学会発表] 全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在(3):ケータイは友人関係を変えたのか?

    • 著者名/発表者名
      岩田考
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学
  • [学会発表] 全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在(4):多元的自己とSNS利用

    • 著者名/発表者名
      浅野智彦
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学
  • [学会発表] 全国調査にみるモバイル・コミュニケーションの現在(5):情報格差の要因の定量的検証

    • 著者名/発表者名
      林真広
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      札幌学院大学

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公開日: 2014-07-24  

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