研究課題/領域番号 |
22330155
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
永井 暁子 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (10401267)
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キーワード | 社会学 / 家族 / 全国家族調査 / NFRJ / 時系列調査 / トレンド分析 |
研究概要 |
【具体的内容】 2年度目に目的としていた第二次報告書完成に向けた研究会の開催、さらに研究大会の開催による研究成果報告、第二次報告書の完成、分析を進める中で検討した調査の問題点の整理を実施した。研究会はテーマ別に4班編成とし、各班のリーダーのもと研究会を開催した。さらに4班合同の全体会を公開で行い、歴代の全国家族調査のリーダーの出席もあり、また、他の領域の研究者、新聞記者が参加するなど盛況であった。研究会や全体会で得られたコメントを参考にしながら第二次報告書全4巻を完成することができた。さらにそれらの分析、議論の過程で、全国家族調査(NFRJ)の実施上の問題点、調査表情の課題などを改めて議論することができた。 【意義、重要性】 研究会を開催し多くの研究者が全国家族調査(NFRJ)データを用いて議論することは、データを有効に活用でき、また研究を深化させるといった点でも重要である。さらに、研究成果をより多く、より質の高いものを社会に還元することができる。社会により還元するために書籍として刊行することも重要であり、その準備に進めたことは、最終年度には書籍の刊行までたどり着ける可能性が高い。 さらには、これまでの調査の整理、問題点や課題を把握できたことは、今後実施予定のNFRJ18(2018年度に実施予定)に有益な情報が得られたと思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度の課題についてはおおむね達成した。
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今後の研究の推進方策 |
本プロジェクトの最終年度である本年度は、これまでの実施済み調査票の整理、スキャンにより電子データ化し、より正確なデータの作成に努める。昨年度の研究成果を深化させ、昨年度末から原稿執筆にとりかかっている学術書を完成させ刊行する。現時点で、特に問題点は生じていない。
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