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2012 年度 研究成果報告書

外国人への就学義務の適用及び子どもの地位の安定化に関わる社会的条件の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 22330158
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学
研究機関法政大学

研究代表者

宮島 喬  法政大学, 大原社会問題研究所, 研究員 (60011300)

研究分担者 イシカワ エウニセ  静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 准教授 (60331170)
山脇 千賀子  文教大学, 国際学部, 准教授 (40302343)
坪谷 美欧子  横浜市立大学, 国際総合科学部, 准教授 (80363795)
本田 量久  東海大学, 観光学部, 准教授 (90409540)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード外国人 / 移民 / 教育を受ける権利 / 就学義務 / 不就学 / 学校選択 / 外国人学校
研究概要

本研究の主な目的は現代日本における外国人の子どもの就学を確かなものとするための諸条件を明らかにすることにある。外国人の初等教育の就学率は推定で90%に達しないのではないかと思われる。このことを説明するためいくつかの要因が指摘されてきたが、基本的な要因に日本の義務教育が外国人に適用されていない事実があると考えられる。とすれば、日本に住む外国人にいかにして義務教育を適用するか。この教育改革のために必要な条件につきわれわれは研究・検討を行った。そこで明らかになったのは、外国人人口の定住傾向が日に日に強まっており、国籍がどうであれ将来市民となる人々を義務教育の外に置くことは不可能だということである。ただし、就学義務を課する際、外国人保護者には学校選択は重要であるから、選択の範囲を広げるため、外国人学校や民族学校を義務教育学校として認める必要がある。われわれの実施した質問紙調査では、それらの条件の下で、日本の教師およびその他の教育関係者の約三分の二は、義務的初等教育を外国人の子どもに課することに賛成の意を示している。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] フランス移民労働者政策の転換2012

    • 著者名/発表者名
      宮島喬
    • 雑誌名

      大原社会問題研究所雑誌

      巻: 645号 ページ: 1-13

    • 査読あり
  • [雑誌論文] グローバル時代にペルー人であることをめぐって2012

    • 著者名/発表者名
      山脇千賀子
    • 雑誌名

      ケース 研究

      巻: 3 ページ: 37-63

  • [雑誌論文] 希望する者のみでよいのか--外国人の子どもと教育を受ける権利2011

    • 著者名/発表者名
      宮島喬
    • 雑誌名

      解放教育 (解放教育研究所)

      巻: 527号 ページ: 9-17

  • [学会発表] ペルーを中心とした(ラティーノ)移民現象をめぐる一考察2012

    • 著者名/発表者名
      山脇千賀子
    • 学会等名
      第33回ラテンアメリカ学会定期大会
    • 発表場所
      中部大学
    • 年月日
      2012-06-03
  • [図書] 定住外国人として日本で暮らすこと」静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科編『国際文化学への第一歩2013

    • 著者名/発表者名
      イシカワ エウニセ
    • 総ページ数
      376-394
    • 出版者
      すずさわ書店
  • [図書] 人権と多文化共生の高校2013

    • 著者名/発表者名
      坪谷美欧子
    • 総ページ数
      208
    • 出版者
      明石書店
  • [図書] 移民マイノリティと変容する世界2012

    • 著者名/発表者名
      宮島喬
    • 総ページ数
      262
    • 出版者
      法政大学出版局
  • [図書] 公正な社会とは2012

    • 著者名/発表者名
      本田量久
    • 総ページ数
      282
    • 出版者
      人文書院

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公開日: 2014-08-29   更新日: 2015-10-20  

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