研究課題/領域番号 |
22330166
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
武川 正吾 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (40197281)
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研究分担者 |
下平 好博 明星大学, 人文学部, 教授 (40235685)
藤村 正之 上智大学, 総合人間学部, 教授 (00190067)
河野 真 兵庫大学, 生涯福祉学部, 教授 (10186629)
安里 和晃 京都大学, 文学研究科, 准教授 (00465957)
金 成垣 東京経済大学, 経済学部, 専任講師 (20451875)
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キーワード | 東アジア / 地域統合 / 福祉レジーム / 社会保障 / 福祉政策 / 少子高齢化 / グローバル化 / 東アジア共同体 |
研究概要 |
本研究の目的は地域統合の進展が東アジアの福祉政策にもたらす影響を明らかにしたうえで、東アジアにおける共通社会政策の可能性を探求することである。初年度の平成22年度には以下のような研究に取り組んだ。(1)8月に合宿研究会を行い、ディーセント・ワークと東南アジアにおけるケアのグローバル化について報告・討論し、これらの分野の最新動向と政策課題を把握した。(2)社会保障やアジアの政治経済など各分野の専門家を招き計7回研究会開催し、地域統合や福祉レジームの比較方法などについて認識を深めた。(3)本研究プロジェクトの目的や内容を国内外に発信するために、6月に早稲田大学で開催された社会政策学会第120回大会と、8月に韓国西江大学で開催された第7回EASP (East Asian Social Policy research network)会議で分科会を申請し、研究報告をした。(4)ヨーロッパにおける地域統合と社会政策を調査するために、9月にブリュッセルの欧州労連研究所を訪問し、同研究所のシンポジウムに出席した。(5)9月にイギリスのシェフィールド大学を訪問し、ソーシャルクォリティ・プロジェクトや東アジアレジーム研究について専門家から示唆を得た。(6)2月に東南アジアで調査と資料収集をした。タイではカンボジアの農業移民について調査し、フィリピンでは日本のEPAについて報告・意見交流をした。(7)9月に中国成都で開催された第7回社会保障国際フォーラムに出席し、日本の福祉政策について報告するとともに、韓国、中国、ヨーロッパなど各国の専門家と意見交流をした。
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