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2010 年度 実績報告書

東アジアの大学授業を結ぶ対話共同体への参与過程として生成される集団間異文化理解

研究課題

研究課題/領域番号 22330190
研究機関共愛学園前橋国際大学

研究代表者

呉 宣児  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 教授 (90363308)

研究分担者 高木 光太郎  青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (30272488)
伊藤 哲司  茨城大学, 人文学部, 教授 (70250975)
余語 琢磨  早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (00288052)
竹尾 和子  東京理科大学, 理学部, 講師 (30366421)
奥田 雄一郎  共愛学園前橋国際大学, 国際社会学部, 准教授 (30458442)
キーワード文化的他者 / 集団的対話構造 / 教育心理学的実践 / 対話共同体 / 差としての他者への注目 / 差としての自己への注目 / 異文化<間>理解 / 体験プロセス
研究概要

本研究では日韓中越の大学における通常の授業を通して、各種の「集団的対話構造」を生み出し、そこに異文化的背景をもつ受講生や授業担当者が「参加」して構成する「対話共同体」を生成することにより、各個人の新たな共同性構築を促し、個人的な「異文化理解」を集団的に「異文化<間>理解」の次元に引き上げることを目指すことによって、新たな教育心理学的実践および理論研究を行うことを目的としている。
平成22年度は日韓、日中、日越のペア毎に試験的交流授業を実施し、集団内と集団間で現れる文化的他者性について検討を進めるための、事前準備を行ってきた。
ペア毎に行った試験的交流授業践のデータを元に今後の方針や進め方について議論し研究参加者全員で共通認識を持つに至った。1.授業形態は講義と演習形態、2.講義内容は文化関連・教育関連・社会学関連・心理学関連の授業で3.対話手段は、往復書簡・ビデオレーター・400以内のつぶやき・リレーレポート・代表者相互訪問などを利用、4.授業期間は、通期・一部授業・短期特別授業で5.対話の素材はペアごとに、映画・生活マナー・生活イラスト・相互的意識調査データなど異なるが、すべてのペアで1回は共通の映画を素材に交流授業を行うことに決めた。交流授業に参加する大学生達の「差としての他者への注目」、「差としての自己への注目」を手がかりにして各素材や授業・対話の進行形態、時間の経過による異文化体験プロセスに焦点を当てて分析していくことした。22年度は試験的交流授業をしながらの準備に時間がかかったので、まだ学会発表や原稿にまとめる作業には至ってなく、23年度の交流授業実施分から発表していく予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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