研究課題/領域番号 |
22330215
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
駒込 武 京都大学, 教育学研究科, 准教授 (80221977)
|
キーワード | 奄美大島 / 沖縄 / 台湾 / 朝鮮 / アイヌ / 植民地 / 教育 / 移動 |
研究概要 |
2011年度においては京都でコア・グループ(連携研究者として小川正人、鳥山淳、冨山一郎、板垣竜太)による会合を7回にわたって開催した(2011/4/29、2011/6/26、2011/7/31、2011/11/26、2011/12/23、2011/2/19、2011/3/25)。また、台湾関係の資料集の編纂にあたるサブ・グループ(連携研究者として北村嘉恵・近藤正己)の会合を3回にわたって開催した(2012/1/7~1/8、2012/2/5~2/6)。これらの会合を通じて、資料集に収録すべき資料のリストをほぼ確定することが可能となった。 なお、当初の計画では、11月初旬に奄美大島において研究会および資料調査を行う予定であったが、研究費が3割カットされた場合に必要な旅費を確保できないためにこの計画は断念せざるをえなかった。3割カットが撤回されたという通知ののちに再度日程を再調整しようとしたが、関係者のあいだでの日程の再調整が難しかったために、コア・メンバーが奄美大島を訪問するという当初のプランを変更し、メンバーの内で鳥山淳が単独で資料調査を行うとともに、奄美大島の瀬戸内郷土資料館の町健次郎氏、および近年奄美大島の歴史について重要な著作を発表された高江洲昌哉氏をお招きして研究会を開催した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
資料集に収録すべき資料のリストを作成するという点では作業に進捗があった。また、鳥山淳による奄美大島の資料調査は行ったが、コア・メンバー全員で奄美大島を訪れる予定は断念せざるをえなかったために、研究計画に若干の遅れが出ている。
|
今後の研究の推進方策 |
2012年度においては、2011年度当初に予定していてできなかった奄美大島調査を実施するとともに、資料集については資料のリストアップの作業を越えて資料解題の執筆、日本語以外の資料の翻訳にとりかかることとしたい。
|