研究課題/領域番号 |
22330235
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
中山 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (20167117)
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研究分担者 |
渡邉 聡 静岡立県大学, 国際関係学部, 教授 (30240485)
澤田 敬人 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (20254261)
三尾 真琴 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (90553701)
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キーワード | 社会化 / グローバル教育 / 青少年教育 / 近代化教育 / 社会科コンフリクト |
研究概要 |
本研究は、青少年の社会化過程について、グローバル時代に顕著な様々な社会変動や個人の側の社会移動、その結果として発生する社会化の目標のコンフリクトを、研究代表者、共同研究者らが、関わってきた「青少年の日韓比較調査」、「日系移民研究」、さらには、イスラム諸国の青少年教育研究の分析、および「日韓比較アンケート調査」、レバノン、トルコ、モロッコにおけるインタビュー調査、対応する日本(浜松)におけるアンケート調査とインタビュー調査を通して解明しようとするものである。 初年度(22年度)成果は、設定課題にしたがって、以下の3点に要約できる。 (1) メンバーが過去に得た日韓比較調査、移民研究などのデータの擦り合わせを行い、青少年の社会化に関する次年度実施の調査項目の抽出を行った。本年度(23年度)速やかに調査を開始する。 (2) また、韓国と米国の研究者との合同研究を行い、青少年の社会化と重層的価値状況についてのモデル化をめざすため、それぞれ、ワークショップを開催した。。 (3) この合同研究結果を踏まえて、青少年の社会化コンフリクトをテーマに質問項目を組み、次年度に実施するアンケート調査の準備を行う。 これについて、過去データの擦り合わせ、青少年の社会化に関する調査項目の抽出、青少年の社会化コンフリクトをテーマの質問項目の作成、は順調に進んだ。しかし、調査実施地について、計画段階と昨年の国際情勢に変化があり、23年度に行う実査の対象地を、イスラム諸国、とくにトルコ、レバノン、モロッコの比重を拡大せざるを得ないと考えている。
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