研究課題/領域番号 |
22330235
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
中山 慶子 静岡県立大学, 国際関係学部, 客員研究員 (20167117)
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研究分担者 |
澤田 敬人 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (20254261)
渡辺 聡 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (30240485)
三尾 真琴 帝京科学大学, 生命環境学部, 教授 (90553701)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 社会化 / グローバル教育 / 青少年教育 / 近代化教育 / 社会化コンフリクト / 日韓比較 / レバノンの教育 / モロッコの教育 |
研究概要 |
本研究は、青少年の社会化過程について、グローバル時代に顕著な様々な社会変動や個人の側の社会移動、その結果として発生する社会化の目標のコンフリクトを、研究代表者、共同研究者らが、関わってきた調査、さらには、イスラム諸国の青少年教育研究の分析、および、レバノン、トルコ 、モロッコにおけるインタビュー調査を通して解明しようとするものである。 24年度は、23、24年に行った各グループの調査の分析、関連資料の収集、ヒアリングを中心に行った。本年度(24年度)成果は、設定課題にしたがって、以下の3点に要約できる。1. 韓国調査(アンケート)の分析。まず韓国調査においては、調査では、家族に関する価値観・規範について、回答者本人の考えを尋ねるとともに、回答者が男性の場合には父親、女性の場合には母親の考えを推測してもらった。親の価値観・規範を推測してもらうことで、回答者が親による社会化の過程で身につけた価値観・規範を知ることができると考えた。結果を見ると、世代が下るにしたがって、社会化のエージェントとしての家族の役割、特に父親の役割の重要性の低下と友人集団の重要性の増大が見られた。これは近代あるいはポスト近代社会に見られる特徴であり、韓国社会の変化を示している。2. レバノン調査(インタビュー)の分析。レバノンでは、多様な大学の教育について、関係者(教授、学長、文科省局長)にインタビューした。AUB(American Univ.of Beirute)、ハイガジアン大学(アルメニア人の大学)を中心に、言語、中心的文化の異なる大学が共存する多文化的状況が確認できた。3. モロッコ調査(インタビュー)の分析。イスラムで、遊牧民のベルベル人が多いモロッコの教育状況を、関係者(文科省大臣、保育行政官、他)ヒアリングし、移動型民族の教育行政の困難さを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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