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2010 年度 実績報告書

形成的アセスメントによる「如何に学ぶかの学習」のための評価枠組に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22330240
研究機関東北大学

研究代表者

有本 昌弘  東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80193093)

研究分担者 富岡 比呂子  創価大学, 創価教育研究所, 講師 (60440236)
キーワード形成的アセスメント / 学習の学習 / 教育評価 / 生涯学習 / 教育政策 / キーコンピテンシー / 生きる力 / カリキュラム評価
研究概要

本科研では、英国やフィンランドの生涯学習につながる「ラーントゥラーン」にフォーカスし、そこから子どものデータをとるのが趣旨である。しかしながら、調査の意義を説得するのは、なかなか大変だということを痛感した。そこで、データの取り方として、まずは、学校や教師に焦点をあてるのが、政策と実践をつなぐ直道だと考えた。このことから、OECDのプロジェクトTALIS(教師・教授学習調査)に注目した。TALISでは、中学校の200校各校10人に聞いており、PISAデータとの相関を考えている。そこで、TALISテクニカルレポートの設問1から42まで、国内で通用するものかどうか、あるいは独自に授業力などへとアレンジするところをより深く検討した。そして、Black,P.,MC Cormick,R.,James,M.&Pedder,D.(2006)Learning how to learn and assessment for learning : a theoretical inquiry,Research Papers in Education,21,pp.119-132.等を検討した。今後、調査は秋田市等でお願いをする段階にある。また、「ラーントゥラーン」は、算数・数学など教科のみならず、グローバルシチズンシップなど未来型の概念と、コインの表裏であり、重なるものであるとの理解も深まった。そこで、この分野のアセスメントも探求を進めることにした。豪州の南オーストラリア州においても、生涯学習に開かれたアセスメント歴のパスポートを作成し、我が国でのキャリア教育との接点も見いだせた。大学院生と共著で、学会誌に投稿した。なお、『フィンランドにおけるスクールリーダーシップ』と題した冊子を作成し、関係者に配布した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 その他

すべて 学会発表 (2件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] Redefining zest for living through the Western concept of key competencies -Background and challenges of Japanese high schools-2010

    • 著者名/発表者名
      Masamitsu Shinkawa, Masahiro Arimoto
    • 学会等名
      The Third APERA (Asia-Pacific Educational Research Association) conference
    • 発表場所
      Kuala Lumpur, Malaysia
    • 年月日
      2010-11-24
  • [学会発表] "Pushed on schools" or "pulled from schools" in Japan?-focused on as sessment as the single stumbling block-2010

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Arimoto, Tamiko Terabayashi, Laurence MacDonald
    • 学会等名
      The Third APERA (Asia-Pacific Educational Research Association) conference
    • 発表場所
      Kuala Lumpur, Malaysia
    • 年月日
      2010-11-24
  • [図書] 教師の意識を変える校内研修マニュアル2010

    • 著者名/発表者名
      白鳥信義(著)・有本昌弘(監修)
    • 総ページ数
      120
    • 出版者
      学事出版
  • [備考]

    • URL

      http://www.sed.tohoku.ac.jp/lab/deseva/arimoto/index.html

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公開日: 2013-06-26  

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