研究課題/領域番号 |
22330245
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
松岡 樂 信州大学, 教育学部, 教授 (50135117)
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研究分担者 |
宮崎 樹夫 信州大学, 教育学部, 教授 (10261760)
杜 威 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (30240683)
宮川 健 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (30375456)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 論証 / 学習支援システム / 多言語 / 英語 / 中国語 |
研究概要 |
【英語版システムのチェック】既に開発済みの英語版システムについて,海外の学生・教員・研究者による試用を受け,エラーやバグ等の修正点を明らかにするとともに,インターフェース,ユーザー登録の改良など利便性が高まるようシステムの改善を施した。 【中国の論証カリキュラムと教科書について考察】中国のカリキュラムにおける論証学習の位置づけを確認するとともに,教科書における論証の学習内容及び配列等について考察した。その結果,論証学習支援システムの中国語版が中国の数学教育カリキュラムにおける論証の学習に役立つ可能性が高いことが明らかになった。 【論証学習支援システムの中国版を作成】 論証学習支援システムの次の画面を中国語に翻訳した:ログイン画面,コンテンツ一覧,各コンテンツ。特に,各コンテンツの中国語版作成にあたっては,中国のカリキュラム及び教科書における内容及び表記に留意するとともに,中国の数学教育に精通した中国人研究者によるネイティブチェックを受けた。 【学習支援システム開発情報の発信】the 6th East Asia Regional Conference on Mathematics Education (EARCOME6)において,フローチャート証明学習支援システムの特徴や仕組みを紹介するとともに,日本語版,英語版,中国語版が作成されていることを公表し,Webサイトのアドレスを関心ある参加者に周知した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画では,平成24年度末までに論証学習支援システムの中国版を作成することが予定されていた。 実際,平成24年末時点で,同システムの中国語版の作成が完了しており,目的が達成されている。
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今後の研究の推進方策 |
【英語版の論証学習支援システムを評価・改善】英語版による実験授業等により,構築されたシステムの不具合や問題点を特定し,解消・改善する。 【中国語版の論証学習支援システムを評価・改善】中国版による実験授業等により,構築されたシステムの不具合や問題点を特定し,解消・改善する。 【学習支援システム(日本語版/英語版/中国語版)の公開】JSSE37, ICTMT11において,学習支援システムについて研究発表/学習支援システムをインターネット上に公開/諸学会を通じシステム利用の情報を,我が国とともに英語圏/中国語圏の諸国に発信
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