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2012 年度 実績報告書

欧米8カ国のインクルーシヴ教育における合理的配慮のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22330257
研究機関東京学芸大学

研究代表者

加瀬 進  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60273538)

研究分担者 眞城 知己  千葉大学, 教育学部, 准教授 (00243345)
星野 常夫  文教大学, 教育学部, 教授 (20137821)
新井 英靖  茨城大学, 教育学部, 准教授 (30332547)
米田 宏樹  筑波大学, 人間総合科学研究科(系), 講師 (50292462)
荒川 智  茨城大学, 教育学部, 教授 (80201903)
山中 冴子  埼玉大学, 教育学部, 准教授 (90375593)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード欧米8カ国 / インクルーシヴ教育 / 合理的配慮 / 障害者差別禁止法
研究概要

本研究の目的は、日本の学校教育において子どもの発達を最大にする合理的配慮のあり方に関する有用的かつ実効性のある知見を得るため、スウェーデン・ドイツ・イギリス・デンマーク・オーストラリア・アメリカ・フランス・ロシアそれぞれの学校におけるインクルーシヴ教育のありようと<子どもの発達を最大にする合理的配慮>の実態・成果・課題等を現地訪問調査により把握し、比較検証を行い、あり方とその必要条件・十分条件を整理することにある。最終年度も実際に8カ国への訪問調査を実施し、各国における取組の成果を把握することができた。
共通して言えることは「インクルーシヴ教育」概念の多様性であるが、それぞれの国情に応じて「ともに学ぶ」制度設計を目差していると言えよう。ロシア、フランスでは重度の障害児に対しては特別の学校・施設を用意して教育を展開するが、通常の学校においても障害児を受け入れる「インクルーシヴ学校」や「原則として」地域の学校に在籍するといった施策を展開している。オーストラリア、アメリカ、ドイツ、イギリス、デンマークにおいては可能な限り特別の学校を限定的に活用しつつ、通常学校における多様性への対応を工夫しつつある。スウェーデンの場合には、通常の学校と特別の学校という区分はあるが、いずれも市立とし、敷地的に統合した「複合型学校」へと制度改革を進めつつ、「生徒のニーズに応じて区分はあるが、一丸となった学校」をインクルーシヴ教育へ向かう一つのステップとしている。なお、合理的配慮はインクルーシヴ教育のみならず、各国で制定が進んでいる「障害者差別禁止法」との関連で検討する必要があり、障害者差別禁止の制度体系との関連で研究する必要が明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 欧米8カ国のインクルーシヴ教育における合理的配慮のあり方に関する研究III2012

    • 著者名/発表者名
      加瀬 進 渡邉健治  荒川 智 新井英靖  真城知己  米田宏樹 星野常夫  山中冴子(加瀬 進)
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第50回大会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
    • 年月日
      20120928-20120930
  • [備考] WEコラボ!しませんか? 加瀬研究室@東京学芸大学

    • URL

      http://www.we-collaboration.com/mt/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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