研究課題/領域番号 |
22330263
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研究機関 | 聖徳大学短期大学部 |
研究代表者 |
宮本 茂樹 聖徳大学短期大学部, 保育科, 教授 (30209944)
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研究分担者 |
松浦 信夫 聖徳大学, 児童学部, 教授 (50002332)
中村 伸枝 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (20282460)
椨 瑞希子 聖徳大学, 教職研究科, 教授 (30269360)
高橋 みゆき 聖徳大学短期大学部, 保育科, 講師 (90528291)
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キーワード | CLS / 医療保育士 / 看護師 / 小児科医 / 小児医療 |
研究概要 |
当該年度の計画は、(1)小児病棟で働く医師(病院管理者)以外の看護師・保育士・child life specialist (CLS)等を対象として、医師・看護師以外の職種の現状、異職種間の考え方や要望をアンケート調査する、(2)米国におけるCLSの養成、認定の実際と臨床での活動の実際を知る(なお、米国には我が国における保育士にあたる職種はない)、の2つであった。(1)については、日本小児科学会の専門医研修施設等511施設を対象に調査依頼し、148施設から回答を得た(29.0%)。結果は、現在分析中である。(2)については、米国で多くの日本人CLSを養成してきたカリフォルニア州オークランド市にあるMills collegeを訪問し、教育学部のLM Perez教授、SR Marchant教授らと、学生の授業・附属幼稚園での健常児への対応風景を見学するとともに、研修内容について討論を行った。また、学生の実習先であるオークランド小児病院とUCSF医学部附属小児病院において、CLSチーフのM Kelly先生、E McCree先生の案内で、CLSの実際を見学させていただきながら、意見交換の場を持った。米国においては、小児病棟にCLSの設置は必須条件となっていた。次に、メリーランド州ロックビルにあるCLS本部で、Child Life Councilの事務局長DJ Reynolds氏、次期会長TF Miller氏と面談の機会を得た。実習・資格試験等のレベルが担保されれば、原則的に我が国においても養成が可能との感触を得た。さらに、日本小児科学会子どもの生活環境改善委員会の齋藤正博先生と面談し、協働していくことを確認した。
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