研究課題
基盤研究(B)
本研究では,情報通信に関連する組合せ構造の最適性,存在問題,構成法などについて研究を行い,以下の成果を得た.1)重みが3,4の最適なconflict-avoiding codeの構成法を与えた.2)光直交符号に関連して,affine-invariantスタイナー4重系の構成法を与えた.3)mutually orthogonal t-designsの概念導入して量子ジャンプ符号を定式化し,旧来のt-designを複素数体上に拡張し,その存在性を議論した.4)統計的に最適な2重同心球面上の点配置の構成法を与えた.5)グループテストを表わす2部グラフが正則のとき,識別確率が高いことを示した.
離散数学とその応用