研究課題
基盤研究(B)
銀河の宇宙の中での分布には、宇宙がどのように始まり、進化してきたかの情報が含まれている。Sloan Digital Sky Survey III に参加し、10,000平方度の広領域サーベイにより赤方偏移0.7までの銀河のスペクトル150万個を取得した。バリオン音響振動(宇宙の晴れ上がりの時の音波)スケールから赤方偏移0.57(約60億光年)までの距離を1%の精度で決定した。この測定により、宇宙は平坦で宇宙定数が必要であることが確認された。銀河の分布だけでなく、弱重力レンズも同時に利用することにより、銀河とダークマターハローの質量の関係と宇宙論パラメータを分離して求めることができた。
宇宙物理学