平成25年1月、米国側研究協力者の都合で米国コロラド州アスペンでの共同研究を行う渡航が延期となったため、H25年8月へ日程再調整を行うとともに平成25年度への経費の繰り越しを行い、予定通りH25年8月にアスペンへ渡航し、冷却ボソン-フェルミオン混合気体の相構造について研究討論を行った。特に、強結合および弱結合を包括的に扱えるT行列アプローチでの解析をすすめるとともに、中間結合領域での3体束縛状態の効果について議論を深めた。また、冷却フェルミ原子気体に関する汎関数繰り込み群の方法を用いた弱結合側からのアプローチを完成し、BCS極限、ゴルコフ補正などが汎関数繰り込み群の枠組みで自然に導けることを示した。
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