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2013 年度 実績報告書

軟X線を用いた低次元強相関系における量子ドメインの直接生成

研究課題

研究課題/領域番号 22340086
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

久保田 正人  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 量子ビーム応用研究センター, 研究副主幹 (10370074)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードスタッキング
研究概要

有機分子材料においては、分子間相互作用が比較的弱いためにドメイン構造や配向が変化しやすい。従って、 有機太陽電池のバルクへテロ層では、自己組織的なナノ構造を形成していて、その構造が太陽電池特性と深い相関を持つ可能性がある。従って、2成分有機分子凝集系の有機太陽電池薄膜で見られる自己組織化ドメインの大きさや配向の様子などを捉えることは、重要である。
ドナー材料 (P3HT)とアクセプター材料と(PCBM)の溶媒の種類を変えて、スピンコート法によりガラス基板上に作製した有機太陽電池薄膜試料を用いた。CF(chloroform)溶媒と DCB(1,2-dichlorobenzene)溶媒による有機太陽電池薄膜を作製し、それぞれの薄膜試料のX線回折測定を行った。
その結果、CF溶媒サンプルの回折プロファイルは、線幅が広く、しかも、低角側で観測された。このことは、ユニットセルは大きいが、ドメイン成長が十分でないことを意味している。一方、DCB溶媒サンプルの回折プロファイルは、線幅が狭く、有機分子の直線方向の秩序化が発達し、πスタッキング構造が強まっていることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
理由

25年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

25年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マンガン酸化物超格子薄膜の磁性と電子状態の研究2014

    • 著者名/発表者名
      久保田正人、武田全康、山田浩之,澤彰仁、岡本淳、中尾裕則、村上洋一
    • 学会等名
      物理学会
    • 発表場所
      神奈川
    • 年月日
      20140327-20140330
  • [学会発表] 軟X線共鳴散乱による有機太陽電池薄膜の研究2014

    • 著者名/発表者名
      久保田正人
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      神奈川
    • 年月日
      20140317-20

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公開日: 2015-05-28  

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