研究課題
基盤研究(B)
本研究では、STM/STSのdI/dV像やLDOS像からBi系銅酸化物高温超伝導体の大きな擬ギャップに関連するCu-O面の電荷秩序を調べた。その結果、1)電荷秩序はエネルギーギャップ内の低エネルギー領域で超伝導の準粒子干渉と共存すること、2)電荷秩序の周期はドープ量(ホール濃度)と共に格子定数の整数倍で変化する傾向にあること、また3)電荷秩序の明るい領域では暗い領域に比べてドープ量が高くなっていることが分かった。これらの結果は、電荷秩序がストライプモデルで見られるようなCu-O面内のホールの再配列に起因することを示している。また、本研究では小さな擬ギャップと超伝導との関わりについても議論した。
すべて 2013 2012 2011 2010
すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (13件)
Phys. Rev. B
巻: 85 ページ: 134522_1_7
doi:10.1103/PhysRevB.85.134522
Phys.Rev. B.
巻: 85 ページ: 134520_1_7
doi:10.1103/PhysRevB.85.134520
巻: 84 ページ: 174516-1-9
doi:10.1103/PhysRevB.84.174516
Journal of Superconductivity and Novel Magnetism
巻: 23 ページ: 871-872
doi:10.1007/s10948-009-0608-0
巻: 23 ページ: 785-787
doi:10.1007/s10948-010-0694-z
Physica C-superconductivity and Its Applications
巻: 470 ページ: S42-43
doi:10.1016/j.physc.2009.10.107
NEW JOURNAL OF PHYSICS
巻: 12 ページ: 125003
doi:1088/1367-2630/12/12/125003