研究課題
基盤研究(B)
奇周波数電子対(クーパー対)とは 2 電子の時間の入れ替えに対してペア関数の符号が変わるクーパー対で、既存の超伝導の理論ではほとんど考えられていなかった。理論研究では、スピン 3 重項超伝導体接合の表面異常インピーダンス、強磁性体接合の異常マイスナー効果の予言、マヨラナフェルミオンと奇周波数クーパー対が密接な関係があることが明らかになったことが主要な成果である。実験的には、Sr2RuO4 接合における接合系作成で進展があり、これまで困難とされてきた低温における接合系の実験が数多くなされるようになった。特にカイラルp波超伝導体に固有なアンドレーエフ束縛状態が観測され理論的に解析されたことが大きな成果である。また近接効果の実験が可能な T 字型接合が作成された。
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