研究課題
基盤研究(B)
本研究は、1.5GPa以上の高圧下で絶縁体から金属に変わるα-(BEDT-TTF)2I3という2次元有機導体で理論的に予言された高圧下のディラックコーンという非常に珍しい電子状態を直接実験的に検証し、物性物理の理解を進展するものです。そのために、高圧下/低温かつ強磁場下の多重極限で電磁波の吸収を観測することが必要ですが、それを可能にする新奇な圧力セルと測定システムの開発を行い、1.5GPa、4.2K、10T、400GHz以上の電磁波領域で測定可能となった。ヘリウム液化機の故障などで計画が遅れたが、今後この測定システムを用いてα-(BEDT-TTF)2I3の特異な電子状態の直接観測を試みる。
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