研究課題
基盤研究(B)
4族遷移金属とクムレン化合物が形成する共役型5員環アルキン錯体の合成と構造・反応について検討した他、共役エンインを用いた反応により5員環アレン錯体を用いて歪んだsp炭素をもつ環状不飽和化合物の構造と物生・反応性を検討した。[5]クムレンはE/Z異性化エネルギーが低く一方の異性体を単離するのは困難であった。代表者らはE体を単離・構造決定し、錯体形成によりZ体を捕捉することに成功した。また環状構造とη2-配位を相互変換するハプトトロピックな反応挙動を見出し、置換基の立体が反応性に大きく影響することがわかった。また、5員環アレン錯体の簡便な合成法として共役エンインを出発とする反応を見出した。
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