研究概要 |
本研究では、様々な鎖長のフェニルボロン酸型アゾプローブ(B-Azo-Cn (n = 6, 8, 10 and 12))を設計し、ソフト鋳型を用いてプローブ分子をγ-CyDに埋設したゲルによる単糖類の選択的分離法の開発を行った。疎水的なアゾプローブB-Azo-C10は安定にγ-CyD空洞に包接され、優れたガラクトース選択性を示すことを見いだした。一方、グルコースで鋳型したγ-CyDゲルでは、グルコース選択的な吸着が得られた。糖の繰り返し吸着実験による結合サイトの再配向により、標的とする糖への選択性が向上するCyDゲルの新しい自己学習機能の発現に成功した。
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