研究概要 |
液晶の基礎物性を議論する際には,サーモトロピック液晶とリオトロピック液晶に大別することが多い.本研究では申請者らのこれまでの知見に基づき,両者の統一的な理解の可能性を検討した.具体的な成果: (1)サーモトロピックジャイロイド相における分子配列の解明 (2)リオトロピック液晶における凝集構造と相転移に対する分子構造の影響の解明 (3)任意の液晶相におけるアルキル鎖の融解状態の確立とその意味の解明 (4)最も有名なサーモトロピック液晶群nCBにおけるリオトロピック性の証明 (5)高秩序中間相E相の液晶性の確認.
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