研究概要 |
本研究は,高ペクレ数乱流拡散・化学反応場のラグランジュ的マルチスケール混合機構を実験と数値シミュレーションにより解明し,確率密度関数法(PDF法)用の数値モデルを検証・発展させることを目的として行われた.本研究により,速度三成分と濃度のボリューム同時計測システムを完成するとともに, 従来の吸光スペクトル法により基本的な反応拡散場の実験を行った.また,ランダムフーリエモード法やDNSにより反応濃度場の数値シミュレーションを実施した.これらの実験・数値計算により, 基本的濃度統計量の特性を確認するとともに, PDF法用の数値モデル(分子混合モデル)の検証に有効なデータを取得することができた.
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