研究課題/領域番号 |
22360111
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
吉村 昇 秋田大学, 学内共同利用施設等, その他 (60006674)
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研究分担者 |
カビール ムハムドゥル 秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 講師 (10422164)
鈴木 雅史 秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60226553)
水戸部 一孝 秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60282159)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | テラヘルツ / 可視化技術 / 電気泳動 / タンパク / 分光分析 / TUNNETT |
研究概要 |
本研究では,従来,抗体反応を利用して染色しなければ可視化することができなかった血清タンパクの電気泳動技術に,テラヘルツ帯の電磁波を利用した可視化技術を組み合わせることにより,低コストに複数の生体由来物質を同定し,病態の迅速診断を可能にする検査技術を研究開発することを目的とした。そこで,THz帯の電磁波を活用した卵白および血清タンパクの分画・可視化技術の構築を目指した。分画手段には電気泳動の中でも発ガン性物質を使用しない「セルロース膜電気泳動法」を利用し,従来は必要不可欠だった染色法に頼らず,タンパク,アミノ酸等の存在を迅速に可視化可能な生体由来物質に特化した透過・反射測定技術の構築に取り組んだ。本研究で得られた成果を以下に列記する. ①THzイメージング技術の構築:電気泳動後のサンプルを染色処理すること無くCW-THz波で可視化できることを実証し,再現性良く測定するために必要となるイメージング装置の走査部(サンプルフォルダ)および検出プローブを構築し,TUNNETT発振素子およびSBD検出器の設置条件に関する要素技術を構築した. ②電気泳動後のタンパク質質量分布の計測手法を考案し,卵白を対象とした評価実験により,主要成分であるオバルブミン,オボトランスフェリン,オボムコイドの質量分布を可視化できることを示した.さらに,THz Polarizerを組み込んだTHz反射イメージング技術を開発した. ③卵白由来タンパク質のTHz領域およびFIR領域の吸収スペクトルを計測し,吸収スペクトルの変化を尺度とした紫外線等の環境評価手法を提案した.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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