超高速光通信及び超高速光信号処理を実現するために、高繰り返し超短光パルス列の発生と制御技術が不可欠である。本研究では、高繰り返し超短光パルスを発生させる為の新しい方式を提案した。ここでは、特別に設計された多チャンネルファイバグレーティング(FBG)が入力パルスの多重再生スペクトルフィルタとして用いられ、発生するパルスの波形を制御することができる。主な研究進展は以下の通りである。1)実験配置中に用いられる素子(ファイバ増幅器、LN光変調器、FBGの波長特性等)の最適化を行った。2)超高チャンネル数のFBGを実現するために、新しい2重、3重サンプリング法を提案し、光ファイバ通信バント(O+E+S+C+L)全体を覆う1215チャンネルFBGの設計を成功した。ここで、所望のFBG各チャンネルの振幅反射係数の波長依存性を与え、焼きなまし方法により、屈折率変調の最大値を最小にするように各チャンネルの最適位相数値を求めった。グレーティングの長さは短くて、必要な最大屈折率変調は約3×10^<-3>であり、それは高圧水素処理された普通感光性ファイバを利用するより実現できることを明かにした。3)熱光効果よる51チャンネル、153チャンネル位相シフトノッチフィルターを初めで実現した。4)PZT素子による51チャンネル位相シフトファイバグレーティング(FBG)を提案した。さらに、位相シフトFBGによる多チャンネル超狭フィルターや多波長レーザへの応用を実現した。
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