研究課題
またH22、H23年度茨城県つくば市の防災科学技術研究所と合同で行った降雨実験施設で行った実験の解析により各種センサのついたセンサノードが100mmの降雨時にセンサデータを安定的に取得および崩落予測が行えることが分かった。土砂災害の発生を予測するために大規模にWSNを用いてモニタリングする手法が検討されている。広域エリアを柔軟にカバーできるWSNは災害探知のモニターリングに適している一方でセンサノードのバッテリの容量制限のため限らた日程での運用を行うことを強いられてきた。しかしより広域長期運用するため,ソーラーパネル・風力などのEnergy Harvesting技術でより効率的にエネルギを利用するセンサノードの導入が可能であるが経済的に高コストな点が普及を妨げている。そこで全体のライフタイムを伸ばすため,Harvested Energy予測モデルを改良し,より現実に近いシミュレーションを行う環境を構築した。気象現象を加味した上でエネルギ予測モデルを確立しルーティングプロトコルを改良した.天候や地形情報などの情報を導入したシミュレータでWSNの広域・長期運用手法を検証させ、要件に見合う最低限の自然エネルギーセンサノード数や配置の特定が容易になった。「無線センサネットワークを利用した斜面崩壊検知システムおよびシミュレータ」として論文発表を行い自然エネルギ活用を含めた広域センサネットワークの基礎を構築した。またプライバシを考慮したセンサネットワークやネットワークコーディングを用いたセンサネットワークに関する研究論文も認められ学術論文および研究発表している。今後は,土木関係の企業と連携し,被災地を含めた山間部や森林伐採で宅地造成工事を行なっている地点でのシステムの実運用を行う予定である。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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International Journal of Computer Networks & Communications (IJCNC)
巻: Vol.4, No.1 ページ: 63-77
DOI:10.5121/ijcnc.2012.4106