研究概要 |
人体周辺での無線通信(BodyAreaNetwork,BAN)は,医療・ヘルスケアや消防,軍事のような特定分野のみならず,エンターテインメント用途へも広がりを見せつつある.本研究では,人体の動的な特性を考慮したBAN通信路の根本的な問題に取り組み,測定方法の改善及びより実用的なモデル構築法,さらにはその応用としての通信特性改善技術を確立することを目的としている.本研究の成果は以下の4点に集約される:(1)多点動的通信路測定システムの構築,(2)動的通信路シミュレーション手法の開発,(3)体表通信路特性からのアンテナの寄与の分離方法の検討,(4)動的通信路特性を用いた高信頼性通信方式の検討.
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