研究概要 |
超広帯域(UWB)信号を用いたレーダ技術は,劣悪な計測環境下でも高い測距性能(数mm)を有し,特に災害救助ロボットセンサ等の3次元計測技術に有用である.本研究では,超分解能レーダ画像化手法であるRPM法の観測モデルを拡張し,多重散乱環境を積極的に利用することで,従来を凌駕する空間分解能・画像再現域等を実現する室内計測用画像レーダ技術を開発した.各種性能評価により,1/100波長規模の位置・形状推定精度を達成できることを確認した.また,目標側面等の不可視領域のイメージングに成功し,画像化領域が拡大できることを確認した.
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