研究課題/領域番号 |
22360165
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
石丸 伊知郎 香川大学, 工学部, 教授 (70325322)
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研究分担者 |
西山 成 香川大学, 医学部, 教授 (10325334)
高橋 悟 香川大学, 工学部, 准教授 (50297579)
田中 直孝 香川大学, 農学部, 准教授 (60324109)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | フーリエ分光 / 断層像 / ワンショット / 高時間分解能 / 生体組織 / 赤外分光 |
研究概要 |
我々が研究を進めてきた、結像型2次元フーリエ分光法を、1画像(ワンショット)で短時間に分光イメージングが可能である小型分光手法へ拡張した。結像型2次元フーリエ分光法には、無限焦点系の対物レンズを透過した後の物体光束の半分に、任意の位相シフトを付与できる位相可変フィルターを導入している。しかし、フーリエ分光法に必須となる位相シフト操作が必要であることから時間分解能は低い。そこで、物体光束の半分に対して、斜め方向にミラーを傾けて配置することにより空間的に位相シフト量を与えるワンショット小型フーリエ分光イメージング方式を提案した。本提案手法は、位相シフターが不用であることから、手のひらサイズの小型化が可能になる。また、ワンショットで計測できることから機械振動などの外乱に頑健である。 時間分解能が高く短時間で計測が可能であり、小型で可搬性が高く、低価格のフーリエ分光イメージング装置の実現をした。このために、計測時間、計測装置の大きさ、価格を支配的に決定する位相シフターを用いないフーリエ分光イメージングの研究を行った。そこで、本研究では、結像型2次元フーリエ分光法に搭載する位相シフターである位相可変フィルターの、固定ミラー部と可動ミラー部に相対的な傾きを設けることにより、空間的に物体光間に連続的な位相差を与えることにした。これにより、位相シフト操作を行うことなく、ワンショットで短時間に位相シフト干渉像を取得することが可能となった。これにより、元来、フーリエ分光手法の有する波数分解能の高さ、また提案手法が共通項路型であり外乱へ頑健である利点を有しながら、時間分解能の高い低価格小型フーリエ分光イメージング装置の提供が可能になった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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