研究課題/領域番号 |
22360175
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
竹内 康 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (90271329)
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研究分担者 |
西澤 辰男 石川工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (00143876)
姫野 賢治 中央大学, 理工学部, 教授 (30156616)
久保 和幸 独立行政法人土木研究所, その他部局等, 上席研究員 (80442838)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 舗装 / 健全度評価 / ネットワークレベル / 移動式たわみ測定装置 / FWD / レーザ変位計 |
研究概要 |
舗装は,交通荷重の繰り返し作用や環境作用により,健全性が低下していく。また,地震動のような偶発的な作用や地下水の影響により,路盤や路床,路体に空洞や不等沈下といった変状をもたらすこともある。したがって,舗装の構造に起因する健全度を効率的に評価することは重要である。現在,舗装の支持力評価には,重錘を落下させたときの衝撃荷重と路面のたわみを同時に計測する非破壊機械であるFWD(Falling Weight Deflectometer)が広く活用されている。しかし,FWDは静止して調査を行うため,交通規制が必要となる上に,試験を実施するまでに多少の時間を必要とするだけでなく,試験位置から離れた位置に空洞などの局所的な変状がある場合には,それらを把握できない可能性を否定できない。このため,舗装の合理的な維持管理を行うためには,高速で移動しながら連続的に舗装の支持力を評価できる方法の開発が急務である。 本研究では,日本国内で走行可能なトラックタイプの車両に高精度レーザ変位計を設置した架台を取り付け,走行しながら舗装路面のたわみ速度を計測する「移動式たわみ測定装置」を試作するとともに,(独)土木研究所つくば中央研究所内のアスファルト舗装において走行試験を実施し,舗装の支持力評価の主流を成しているFWD試験機との比較を行い,その測定精度と測定データを用いた健全度評価法について検討を行った。その結果,センサ架台の振動抑制方法については今後の課題として残されたが,センサ架台の高周波領域の振動の影響を移動平均による信号処理によって抑制できることがわかった。また,移動式たわみ測定装置とFWDの載荷位置直下のたわみと載荷位置から450mm離れた位置のたわみの差を用いて両試験結果を比較したところ,評価区間を100mとした場合には,両試験結果は高い相関性があることを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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