文化財行政の中でこれまで価値判断が留保されてきた近世以前の土木・産業遺産の全国調査を実施し、17536件の有効データと8592点の画像データを収集した。全データについて、可能な限りにおいて正しい情報を精査し、本質的価値と保存状態による二重の価値判断を加えた。全データは、都道府県別リスト、都道府県ごとの特徴分析、遺産の種類ごとのリストの形で整理し、製本したものを全国の主要機関に配布するとともに、WEB(http://www.kinsei-izen.com/)上で公開し、誰でも閲覧できるよう配慮した。
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