研究課題/領域番号 |
22360218
|
研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
橋本 征二 立命館大学, 理工学部, 教授 (30353543)
|
研究分担者 |
中島 謙一 独立行政法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 主任研究員 (90400457)
小口 正弘 独立行政法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 研究員 (20463630)
村上 進亮 東京大学, 工学系研究科, 准教授 (40414388)
山末 英嗣 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (90324673)
平木 岳人 東北大学, 工学研究科, 助教 (60550069)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | 都市鉱山 / レアメタル / 収集システム / 鉄鋼業 / 非鉄金属製錬業 |
研究概要 |
「既存の技術システムの再構築」については、軽金属(Al, Mg, Ti)の再溶解および一般廃棄物の溶融処理プロセスにおける元素の分配挙動の解析を行った。また、一般廃棄物として排出される電気電子製品および含有金属の収集・処理フローについて、破砕選別や焼却・溶融プロセス等における分配挙動データを反映し、小型家電の分別回収や破砕選別不燃残渣の焼却・溶融にともなう各種金属のフロー変化を推定した。 「レアメタル発生ポテンシャルの推計と収集システムの構築のための方法論の開発と適用」については、昨年度対象とした小型家電8品目に6品目を加え、計14品目について都道府県別の蓄積量及び廃棄量を推計し、地域ごとの発生密度の違いを明らかにした。また、前年度までに作成した一般廃棄物収集・運搬モデルを精緻化するとともに、使用済小型家電の排出側の規定要因である消費者行動に関してアンケート調査を実施し、マルチエージェントシミュレーションを用いてシステムのシミュレーションを実施した。さらに、特殊鋼の加工スクラップに着目し、国内における用途別利用状況や鋼材別組成情報等からレアメタル回収ポテンシャルを推計した。推計したCr、Ni、Moのうち、価格が高いステンレスは随伴レアメタルを含めた有効利用がなされていると考えられるが、その他多くの構造用鋼については随伴レアメタルが散逸していると考えられた。 「地域の鉄鋼業・非鉄金属製錬業を基軸とした地域ごとのレアメタル回収システムの構築」については、レアメタル等の製錬業および主要関連産業のインフラ施設の地理情報・能力情報の収集・解析を進め、地域ごとの特色を明らかにした。また、鉄鋼スラグからリン酸をリサイクルする際に必要な関与物質総量(TMR)を推算し、天然リン鉱石からリン酸を得る場合と比較し、鋼材やリン酸石膏の価格(価値)が重要なファクターとなることを明らかにした。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|