研究課題/領域番号 |
22360229
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
河野 昭彦 九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (60136520)
|
研究分担者 |
松尾 真太朗 九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 助教 (40583159)
津田 惠吾 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (50112305)
蜷川 利彦 九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (90237769)
|
研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
キーワード | コンクリート充填鋼管 / 鉄筋内蔵 / 柱継手 / 柱脚 / 耐震設計法 |
研究概要 |
1.「柱継手の研究」 (1)継手の引張試験:本年度は鉄筋の代わりに鋼管を内蔵したCFT継手に関する実験を行った。実験変数は、①柱鋼管と内蔵鋼管の重ね長さ、③柱鋼管と内蔵鋼管の径厚比である。その結果、内蔵鋼管継手では鋼管内面リブと内蔵鋼管外面リブのずれ止め効果を高めるためには、コンクリートストラットの形成のための相対位置が重要であるこを明らかにした。(2)継手のせん断試験:単純支持した試験体に2点載荷を行い、継手部にせん断力を作用させる(せん断スパン比=1.0)。実験変数は、内蔵鋼材の種類、断面形状、幅厚比で、角形CFT柱継手2体、円形CFT柱継手2体である。実験は安定した荷重変形関係を示すこと、せん断耐力は鋼管で横拘束されたRC断面のせん断耐力評価式で安全側に評価できることを明らかにした。(3)継手の等曲げ試験:高強度鋼管(H-SA700)に大量配筋したCFT継手の試験を4体行った。実験変数は、①断面形状、②軸力比とし、試験体数は4体とした。付着強度を基に鉄筋の降伏を上回る定着長とした鉄筋内蔵CFT柱継手は鋼管が高強度の場合も安定した荷重たわみ角関係を示した。 2.「露出柱脚の研究」 高強度鋼管(H-SA700)を用いた鉄筋内蔵CFT柱のベースプレート無し柱脚の実験を行った。実験変数は、①断面形状、②軸力比とし、試験体数は4体である。実験の結果、履歴ループはスリップ形であるが、大変形域まで安定していることを明らかにした。また、柱脚の終局曲げ耐力は柱脚部分のRC断面の全塑性モーメントで評価できることを示した。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|