研究概要 |
1)前年度成果の取りまとめ前年度までの成果を,学術雑誌(2題)に掲載、日本建築学会近畿支部(2012.6,1題),Roomvent2011 Conference(2011.6,2題)、日本建築学会大会(211.8,2題)に投稿・発表した。 2)パワーバランスモデルを用いたエネルギー保存に基づく流管解析種々の形状を持つ室に対して、CFD解析を行うとともに、流管解析を行い,室内外流管の同定を行い,流管面積,形状,圧力,パワーの分布性状を把握した結果,風上開口までのエネルギー損失は殆ど無いこと、室形状によって室内及び風下開口でのエネルギー損失が異なることが明らかになった。 3)室・開口形状とパワー損失係数の検討種々の室・開口形状のモデルに対しての解析結果を整理し,2)の流管解析を追加した上で,パワー損失及びパワー損失係数の算出を行い,前年度に提案しているパワー損失係数との間に高い相関が見られるパラメータを改良し、室内での流管の拡大と、風下開口での後流の性状を示すパラメータの2者に分けたパラメータを提案した。 4)風洞実験による流管の同定及びパワーロスの測定これまでCFD解析でしか同定できていなかった流管を、風洞実験でPIV測定を用いることで同定する手法を新たに開発し、実験を行った結果、CFD解析で同定した流管と非常に良く一致した。併せて、実験的にパワーロスを測定する試みも行った。 5)本年度の成果発表 本年度成果について,空気調和・衛生工学会大会(2011.9,1題),空気調和・衛生工学会近畿支部(2012.3,2題)にて発表した。また,2013年度の関連学会で発表するための原稿執筆を行った(日本建築学会大会2題)。
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