研究課題/領域番号 |
22360262
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
益田 兼房 立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 客員研究員 (50313317)
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研究分担者 |
藤井 恵介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50156816)
JIGYASU Rohit 立命館大学, 立命館グローバル・イノベーション研究機構, 教授 (70573781)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 災害 / 世界遺産 / 保存修理 / 保存理念 / 国際比較 |
研究概要 |
最近の東アジアでの建築史学の国際的共同研究の進展にあわせて、文化遺産保存分野での保存修復の手法や理念での国際的な共通理解の形成が大きな課題となっている。本研究は、世界遺産という国境を越えた人類共通の枠組みに対応して、木造組積造建築等の災害後の脆弱性克服という共通課題に対する、欧州・中南米・南アジア・東南アジア・東アジア・太平洋地域での文化遺産保存修復事例に着目して、現地調査に基づく比較考察を行い、1994年の国際的合意文書「オーセンティシティに関する奈良ドキュメント」が提起した価値評価項目である意匠材料技術等の項目と関連して、国際学術NGOであるICOMOS ICORPと連携して、東アジアや日本での木造建築遺産の特質や保存手法に基づく保存修復理念を、世界の中で検討考察しようとするものである。 今年度の調査研究は、西欧(フランスでのイコモス本部での世界遺産申請書等資料収集、イタリアとスペインの石造と煉瓦造)・中南米(ペルーの石造・アドベ造、及びグアテマラ・キューバ等の煉瓦造等)・東アジア(沖縄の木造・石造の世界遺産)・太平洋地域(サモアでの木造の世界遺産暫定目録遺産)において、地震・火災・台風・戦火など各種災害により、いかなる損傷を受け、また復旧保存修復が行われてきたか、現地調査を行った。 イコモスICORPの国際会議(トルコ・イスタンブール)に参加して、文化遺産防災分野の専門家たちと災害復旧時に必要な保存理念に関して意見交換を行い、検討を行った。年度末の3月には、日本イコモス憲章小委員会と共催で、日本での木造建築遺産の保存上の特質と修復の手法や理念に関する研究会を、海外研究者の発表も含めて、東京大学工学部建築学科会議室にて公開で行った。研究協力者の地震帯諸国の世界遺産等の歴史都市の保存に関する日本・中南米・西欧を比較した博士論文を中心に、研究成果を入れた図書の印刷を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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