研究課題
基盤研究(B)
本研究は,極超音速予冷ターボジェットに関わる、「エアインテークバズ」と「極低温水素燃料の挙動」という2つの非定常現象を実験的、数値的に調査,モデル化すること,さらに、それらを組込んだシステム全系の非定常シミュレータを構築し,エンジン燃焼実験に適用することを目的とした。研究はほぼ予定通り完了し、インテークバズが、空気の流量バランスおよび後部ダクト体積に支配されることを発見した。新規開発した静電容量型ボイド率計/流速計を用いて、液体窒素のクオリティと熱伝達に関する関係を導いた。得られた物理モデルを非定常シミュレータに組込んで、JAXA で実施した起動試験と比較し、精度を検証した。
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日本航空宇宙学会誌
巻: Vol. 60、No.4 ページ: 165-172